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平成29年度第10回土日集中セミナー

 

「農と食で地域を元気に」

<終了レポート>

 

 平成29年度第10回は、12月16日(土)~17日(日)の両日、「農と食による地域振興」をテーマに東京・日本橋の東京八重洲ホールで開催しました。

本セミナーでは、食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサーの金丸弘美氏、株式会社瀬戸内ジャムズガーデン代表取締役の松嶋匡史氏、島根県邑南町役場職員の寺本英仁氏をお招きし、農と食の連携により農業と地域経済を活性化している事例を学びました。

<講師>

・金丸 弘美 氏(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)

・松嶋 匡史 氏(株式会社瀬戸内ジャムズガーデン 代表取締役)

・寺本 英仁 氏(島根県邑南町役場 農林振興課 食と農の産業戦略室 係長)

平成29年12月16日(土)~1日目~

講義1「地域資源を生かし経済を生む田舎力が次々生まれている」

金丸 弘美 氏

「食からの地域再生」をテーマとし全国の地域活動のアドバイス事業を行っている金丸氏は、まず具体的な数値を示しながら日本の農業と食の課題を指摘。そのうえで、イタリアの「アグリツーリズモ」といった日本における農家民泊の先駆けとなる仕組みなど、農業という視点での海外事例について言及していただきました。

加えて地域産品の素材の品種や栽培法、環境や旬に至るまで様々な調査結果をテキスト化する「食のテキスト化」や参加型で料理し実際に味わってもらう「ワークショップ」の手法など、食の視点での事例も紹介していただきました。農と食の双方の観点から具体的な地域の事例を用い地域振興の「道標」を示していただきました。

 

(金丸弘美氏の講義の様子)

 

 

講義2「地域内連携によるハイブリッド6次産業化」

松嶋 匡史 氏

山口県周防大島町のジャム専門店であるジャムズガーデンでは、新しい6次産業の手法を実践し島の新たな産業として確立しています。同社の松嶋氏は、これまでの単品種大量生産の「規模の経済」はなく、地域の個性と多様性を価値に結び付ける「里山資本主義的農業」を提唱し、多品種小ロット生産の事業を展開。「余った果実」からではなく「ジャム専用栽培果実」からジャムをつくり、季節毎の地域の個性を扱う多品種で高品質なジャムづくりを実践されています。これら実践までの事業構築や多様性活用の仕組みづくりなどをご自身の経験を交えて紹介していただきました。

 

 (松嶋匡史氏の講義の様子)

 

ジャム試食会

松嶋氏の講義のあとは、ジャム試食会を開催しました。試食会では6種類のジャムの試食を行い、松嶋氏から商品の説明や製品化までの苦労などをお話しいただきました。

(ジャム試食会にて松嶋氏からジャムの説明を受ける参加者)

 

講義3「楽しんでいる人に人は集まる!」

寺本 英仁 氏

「A級グルメ」とは、「美味しいものは地方にあって、美味しいものを知っているのは地方の人間である。」という背景のもと「ここでしか味わえない食や体験」をコンセプトとした施策です。島根県邑南町では「A級グルメのまち」を掲げ、地元の産品を使った地産地消のレストラン「素材香房ajikura」の運営、食材づくりを学びながら料理を学ぶ研修制度である「耕すシェフ」を募集するなど、数多くの先進的な施策を実施しています。これらの先頭に立って事業を構築しているのが町役場職員の寺本氏です。

講義では、スピード感をもって行動できる「環境」をいかにつくるかが重要としたうえで、「事業を失敗したとしても続ければ『チャレンジ』に変わる」と参加者へ向けてメッセージを送っていただきました。

 

(寺本英仁氏の講義の様子)

 

質疑応答

1日目の最後にこれまでの講義の質疑応答をまとめて行いました。60分という限られた時間でしたが、大変多くの質問をいただき参加者と講師陣とで意見交換がなされました。

(質疑応答の様子)

 

 

平成29年12月17日(日)~2日目~

鼎談「農と食による地域活性化」

1日目の講義の内容や質問を踏まえて、講師3名による鼎談が行われました。テーマを「農と食による地域活性化」と設定し、金丸氏にコーディネーターを務めていただき、講師3名の間で活発な意見交換が行われました。研究者・民間事業者・行政といった各方面からの多岐にわたる問題提起や解決策の提案など、1日目の講義で触れることのできなかった内容などをより深く学ぶことができました。

 (講師3名による鼎談の様子)

 

グループワーク・フィードバック

最後の講義では、各地域での課題をグループごとに共有し解決策を議論しました。その結果を講師陣や他グループの参加者へ向けて発表しました。講師陣からは、より具体的な解決策やアドバイスをいただき、各地域の課題に対するフィードバックをしていただきました。

 (グループワークの様子)

 

(発表を通じ各地域の課題に対するフィードバックを受けている様子)

 

ヒト・カネ・コトが持続するローカルからの変革

人口減少と高齢化により市場も縮小し、生産・消費のあり方が日々変化している昨今、ローカル発信で地方創生のモデルを構築することが必要となっています。本セミナーは、研究者・民間事業者・行政といった各分野の実践者の方からお話を伺うだけでなく、参加者から多くの質問をいただくなど活発な意見交換がなされ盛況のうちに閉幕。

セミナーでの学びだけでなく、講師陣・参加者間で築かれたネットワークを生かし、小さくても事業を実施しチャレンジを積み重ね続ける「第一歩」となる2日間でした。

講師陣の皆様、北海道から沖縄県まで全国各地よりご参加いただいた参加者の皆様、お集りいただきまして本当にありがとうございました。

 

 (講師陣と全国各地より集まった参加者の皆様)

 

プログラム

◆12月16日(土)

 13:00~13:10 開講式

 13:10~14:10

  講義1「地域資源を生かし経済を生む田舎力が次々生まれている」

    金丸 弘美 氏(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)

 14:10~15:10

  講義2「地域内連携によるハイブリッド6次産業化」

    松嶋 匡史 氏(株式会社瀬戸内ジャムズガーデン 代表取締役)

 15:10~15:30 <休憩・ジャム試食会>

 15:30~16:30

  講義3「楽しんでいる人に人は集まる!」

    寺本 英仁 氏(島根県邑南町役場 農林振興課)

 16:30~17:30 質疑応答

 18:00~19:30交流会

 

◆12月17日(日)

  9:00~10:00 鼎談「農と食による地域活性化」

 10:10~12:10 グループワーク・フィードバック

 12:10~12:15 閉講式