開催日

平成27年4月2日（火曜日）

会場

一般財団法人地域活性化センター　大会議室

講師

高橋　博之（NPO法人東北開墾　代表理事）

講演テーマ

「都市と地方をかき混ぜる」

概要

今年度第1回目の活性化サロンは、NPO法人東北開墾　代表理事である高橋　博之氏をお招きし、「都市と地方をかき混ぜる」と題してご講演いただきました。

高橋氏は、情報誌「東北食べる通信」の編集長であり、生産者と消費者をつなぐ活動に取り組んでこられました。「東北食べる通信」では、生産者の人間ドラマが掲載されており、その生産された食物も付録として一緒に読者へ届けられています。また、facebookで生産者と消費者がコミュニケーションできる場を設けるなど、生産者の思いを広げる活動に尽力されています。

今回の講演では、「消費者は『観客』になっており、自分たちの食について他人事になっている。観客からグラウンドに降りなければいけない。そのためには、生産者の顔や思いを知らなければならない。」と生産者の顔の見えない消費者社会に疑問を呈し、その思いのもと取り組んでいる生産者と消費者をつなぐ活動への思いを熱く語られました。また、今後の都市と地方のあり方にも触れられ、「今後は農山漁村が、生存実感と関係性に乏しい都市をいかに支えるかという議論になるだろう。都会と地方の両方のバランスが大切である」とまとめられました。

「東北食べる通信」ホームページはこちらをご覧ください。