平成28年度第4回地方創生実践塾 岡山県真庭市
地方創生実践塾 募集終了 終了レポート
2016年09月22日
平成28年度地方創生実践塾 第4回 岡山県真庭市
津黒高原荘前での実践塾終了記念撮影(おかげさまで満席の盛況で終了しました!)
「地方創生実践塾」第4回を岡山県真庭市で9月22日(木・祝)、23日(金)の2日間、市内北部の蒜山中和地域で開催しました。
今回は「地方創生における持続可能な社会」をメインテーマに「里山資本主義」を実践する真庭市蒜山中和(ひるぜんちゅうか)地域の取組を講演、フィールドワークで体感する2日間となりました。
1日目 ※会場:中和保健センター・あじさい
講演① 特別講師 太田 昇氏(真庭市長)
テーマ:「持続可能な里山資本主義~真庭の挑戦」
講演② 主任講師 澁澤 寿一氏(NPO共存の森ネットワーク理事長)
テーマ:「大きな里山資本主義と小さな里山資本主義」
講演③ 特別講師 駒宮 博男氏(NPO地域再生機構理事長)
テーマ:「今、なぜ地域か」
真庭市で開催中の「真庭なりわい塾」にも中心的に関わられている各講師の方々から人口700人弱の里山で地域の方自ら地域資源をエネルギーに活用している仕組みや、それを支える古くからの里山の仕組み等についてのお話があり、活発な質疑応答も行われました。
太田昇真庭市長(特別講師)の講演
パネルディスカション
テーマ「地方創生における持続可能な社会」
パネリスト
- 澁澤 寿一氏 ※コーディネーター
- 太田 昇氏
- 駒宮 博男氏
- 赤木 直人氏(一般社団法人 アシタカ)
- 高谷 絵里香氏(農業生産法人 蒜山耕藝)
実際に中和地域に移住されている赤木様、高谷様を交えてのトークセッション。
移住を開始し、地域社会に溶け込んでいくまでの課題についてもお話がありましたが、お2人とも前向きに事業に取り組まれながら、地域の行事にも積極的に参加するなど
すでに地域の信頼を得る存在になっている様子が印象的でした。
交流会(津黒高原荘2F大広間にて)
真庭市長を含め今回の全ての講師の方々が参加され、津黒高原荘から地酒、地産品を盛りだくさんにご提供いただき、大変活発に相互交流を深める場となりました。
やっぱり、この場があるから「地方創生実践塾」!です。
2日目
中和地域フィールドワーク
澁澤主任講師がご説明されました。
訪問地
- 津黒高原荘の薪ボイラー...赤木様よりご説明。
- 土場...赤木様より木材切り出し等の現場説明
- 中和小学校、中和神社
...小学生の皆さんによる発表(中和地域を体験的に学ぶテーマを教育に取り入れている) - 一の茅集落...今も残る里山のしくみを講師の方々の説明を交えて歩きました。
- 蒜山耕藝・くど...高谷様の営むカフェ兼集会所で、お茶を頂きながらの質疑応答。
昨日の講義で学んだ中和地域を実際に歩き、移住者が事業をされている現地で体験談等を伺いました。
中和小学校の生徒さんは「竹炭づくり」を通じて、販売体験もされており、小学生のうちに「地元を知る」教育の重要性を感じるものでした。
赤木講師による土場(どば)の説明
高谷講師による「蒜山耕藝くど」での説明
閉講式(津黒高原荘2F会議室にて)
記念撮影の後、澁澤講師の講評。そしてサプライズが!
赤木様から、「クロモジ」の木から1日1本しか採れないフローラルウォーター、高谷様から、自然農法で作られたお米の「おかき」が、真庭市より全員にプレゼントされました。
(今回は地元の皆様のご好意によるプレゼントですのでご了承ください)
今回の実践塾を終えて
今回は、中山間地域活性化、エネルギー循環、移住など、対象テーマが多岐にわたり、東北~南九州の全国各地から、多彩な分野で活躍される方々が参加され、一堂に会しました。
とりわけ1日目夜の交流会の"熱気"は、地方創生実践塾ならではの
盛んな相互交流によるものでした。
ご参加された皆さん、本当にありがとうございました。
(事務局より...この記事の問い合わせ先:地域支援業務課 担当:花田 TEL:03-5202-6136)
他の地方創生実践塾も受付中!定員次第締切ですのでお申込はお早目にどうぞ。
※当HP~人材の育成・導入~「地方創生実践塾」をご参照ください。
最後になりましたが...
中和小学校の生徒の皆さん(すばらしい発表をありがとうございました!)
連絡先
セミナー統括課
TEL:03-5202-6134
FAX:03-5202-0755
E-mail:seminar(at)jcrd.jp ※メールアドレスの(at)は@に変更ください。