2019年度 第5回地方創生実践塾 in 北海道東川町

地方創生実践塾 募集終了

2019年05月29日


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2019年度 第5回 地方創生実践塾 in 北海道東川町
人×自然×文化が生み出す「東川スタイル」~ユニークな移住定住推進の取り組み~

令和元年 8月30日(金)~2019年8月31日(土)の2日間、北海道東川町で、「人×自然×文化が生み出す「東川スタイル」~ユニークな移住定住推進の取り組み~」をテーマに2019年度第5回地方創生実践塾を開催しました。全国各地の自治体職員など31名にご参加をいただきました。

【8月30日(金)】

最初に東川町の松岡 市郎町長より、歓迎のご挨拶をいただきました。

◆講義1「写真の町・東川町のこれからと今後」

講師:東川町長 松岡 市郎 氏

 1985年の「写真の町」宣言から始まった東川町が目指す「適疎なまち」づくり。過密でも過疎でもない適当な疎空間実現のため、どのように取り組まれてきたのかについてご講義をいただきました。東川町の魅力である「人・自然・文化」は重要な資源であり、これらを最大限に活用したまちづくりを行っていることや、まちに関わる人を①定住人口②一時人口・交流人口③応援人口と位置づけ東川町の消費者と考えている、と話されていたのが印象的でした。

◆講義2「数字で見る東川町」

主任講師:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任教授 小島 敏明 氏

  続いて、小島教授から「今日は、『東川町はなぜ○○なのか?』という点をたくさん見つけましょう。」とお話しがあり、移住定住者が増加した理由についてのヒントとなる数字の出題と解説がありました。東川町のユニークな移住定住推進の取り組みについて学ぶと同時に、講義の終わりには『東川町はなぜ○○なのか?』という疑問が増え、実際に見てみたいとの思いが強くなっていました。

◆フィールドワーク1「東川町のユニークな事業を学ぶ」

 参加者が3班に分かれ、まちなかに集約された施設「せんとぴゅあI・Ⅱ」、「町立東川日本語学校」「道の駅ひがしかわ道草館」、「モンベル」、「東川町役場」を見学しました。それぞれの施設では、担当者の方から建設・設立に至った経緯や施設の機能についてご説明いただきました。

◆ワークショップⅠ「東川なぜ?移住定住が増加した理由とは」

 フィールドワークで得たそれぞれの気づきや感想、疑問点などを共有し、「なぜ東川町に移住定住者が増加したのか」について意見を交わしました。

【8月31日(土)】

◆フィールドワーク「移住定住と東川スタイル」

 2日目は、「東川町立東川小学校」、「北の住まい設計社」、「ヨシノリコーヒー」、「グリーンヴィレッジ」等を訪問しました。東川町に移住された方にもお話しを伺うことができました。快晴の空と黄金に輝く稲穂がまち全体に広がる風景も素晴らしかったです。

◆講義3「移住定住施策の取組みと今後の課題」

講師:東川町東川スタイル課長 菊地 伸 氏
講師:東川町定住促進課長 吉原 敬晴 氏

 菊地課長から「写真のまち」宣言から始まった東川町の取組や「ひがしかわ株主制度」についてご説明いただきました。東川らしさを活かしたまちづくり施策の実現には、短期間での人事異動による職員の人材育成と部署を横断した連携による組織力強化を図ることが重要と話されていたのが印象的でした。吉原課長は、移住者のニーズに寄り添った丁寧な対応と細やかな配慮が必要であると話され、「おせっかいと思われるくらいやる」をモットーに移住希望者からの依頼があれば休日も対応すると話されていました。

◆ワークショップⅡ「東川スタイルの発見(これからのスタンダード)」

 なぜ、東川町に移住定住者が増加したのかについて各グループから発表した後、今回の実践塾からの学びを全受講者が発表しました。

まとめ

 

 本実践塾では、「なぜ東川町に移住定住者が増加したのか?」について見て学んで考える2日間となりました。フィールドワークでは、子供が伸び伸びと育つ様子や子育てと仕事を両立する家族の姿をイメージしやすく、暮らしやすい魅力ある町だと感じました。この住みよい環境を生み出すために、行政職員が弛まぬ努力を積み重ねていることを知りました。ユニークな施策を実現できる行政の在り方と移住者を快く受け入れる地域住民の気概が東川スタイルを醸成しているのだと感じました。08集合写真.JPG

カリキュラム

8月30日(金) 会場 東川町複合交流施設 せんとぴゅあⅠ 講堂

 ※13:20 開講(12:45受付開始)

 講義 「写真の町・東川町のこれからと今後」

    【特別講師】松岡 市郎 氏(東川町長)

 講義 「数字で見る東川町」

    【主任講師】小島 敏明 氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、横浜商科大学商学部 特任教授)

 フィールドワーク① 「東川町のユニークな事業を学ぶ」

    モンベルの誘致や株主制度など、東川町の今までの取り組んできた事業を学びます!

 グループワーク①  「東川なぜ?移住定住が増加した理由とは」

 交流会(会費制)(18:30~20:00を予定)

8月31日(土)※集合時間 9:00/集合場所 東川町複合交流施設 せんとぴゅあⅠ

 フィールドワーク②  「移住定住と東川スタイル」

    市内をバスで巡り、東川スタイルの実践者や移住者から現場で学びます!    

 昼食

 講義 「移住定住施策の取組みと今後の課題」

    【主任講師】小島 敏明 氏

    【特別講師】菊地 伸 氏(東川町東川スタイル課長)

          吉原 敬晴 氏(東川町定住促進課長) 

 グループワーク②「東川スタイルの発見(これからのスタンダード)」
 講評
 閉講式  ※15:00終了予定
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連絡先

セミナー統括課
TEL:03-5202-6134  FAX:03-5202-0755  E-mail:seminar@jcrd.jp