【終了レポート】2019年度 第1回 地方創生実践塾in島根県海士町
地方創生実践塾 終了レポート
2019年07月10日
2019年度 第1回 地方創生実践塾 in 島根県海士町
みんなで"しゃばる"地域づくり ~海士町流「関係の質の高め方」~
令和元年6月7日(金)~9日(日)までの3日間、多くのU・Iターン者に選ばれる島根県海士町を舞台に、「みんなで"しゃばる"地域づくり ~海士町流「関係の質の高め方」~」のテーマのもと、令和元年になって1回目の地方創生実践塾を開催しました。多くのご好評をいただき、昨年度に引き続いての海士町での開催となりました。今回は全国各地から自治体職員など26名のご参加をいただきました。
【6月8日(土)】
実践塾開始に先立ち、今回の講師である前海士町長の山内道雄氏から歓迎のご挨拶をいただきました。
◆ 講義『海士町流「関係の質の高め方」』
講師:前海士町長 山内 道雄 氏
海士町人づくり特命担当課長 濱中 香理 氏
人づくり特命担当課長の濱中香理氏から、ここ十数年の海士町の社会情勢・環境の変化や山内前町長時代の経営指針・戦略、つながりと好循環を生む仕組みづくり、地域の未来を担う人づくりについてご講義いただきました。
その後、質疑では、前海士町長の山内道雄氏に今だから話せる町長時代の苦悩や考えをお話しいただきました。当時の経験をお話いただくなかで、自ら学び吸収すること、「覚悟」を決めること、町を経営する意識を持たせることが重要であるということが多くの受講生にとって印象に残りました。
◆フィールドワーク 「移住者と取り組む地域協働」
漁業の担い手と集落支援・親子島留学のそれぞれで活躍されている人々の活動について現地へ赴き、お話を伺いました。
コース①「漁業の担い手についてのフィールドワーク」
「漁業の担い手についてのフィールドワーク」は、島の東部に位置する豊田地区を訪問しました。隠岐牛の畜産を行っている隠岐潮風ファームやアカモク、シマメなどの水産加工・販売を行う海の駅松島などを見学させていただきました。豊田区長の山下照夫氏の「平素のつながりを大切にしている」というお話が印象的でした。
◆コース②「集落支援・親子島留学についてのフィールドワーク」
「集落支援・親子島留学についてのフィールドワーク」は、島の南部に位置する御波地区を訪問しました。御波地区は多くの移住者が移り住む地区で、Iターンの受入をしている方々の思いや親子島留学を行っている方々から海士町を選んだ理由などのお話を伺いました。また、御波地区は歴史のある地区でもあり、地区内の8歳~90歳の皆様に海士の歴史を感じる場所を案内していただき、御波区長の小栢昭氏、永原馨氏から説明を受けました。住民の皆様がいきいきとしている姿に受講生も元気をいただき、また地域の繋がりの強さも感じられる視察となりました。