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【終了レポート】令和3年度【スタンダード型】新たな知と方法を生む地方創生セミナー 企業版ふるさと納税~行政と企業で共に創るこれからの地方創生~
新たな知と方法を生む地方創生セミナー 終了レポート
2022年01月25日
令和3年度新たな知と方法を生む地方創生セミナー「企業版ふるさと納税~行政と企業で共に創るこれからの地方創生~」をリアルとオンラインを併用して開催しました。全国各地から自治体職員など41名の方々にご参加いただきました。
講義「企業版ふるさと納税について」
◆田中 昇治 氏(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局 兼務 内閣府地方創生推進事務局 内閣参事官)

令和2年8月から現職。企業版ふるさと納税、地方創生推進交付金などを担当。総務省の出身で、前職の総務省消防庁地域防災室長(消防団や自主防災組織の制度に関する企画・立案など)のほか、総務省自治税務局都道府県税課(自動車関係税等の企画・立案)、旧自治省行政局行政体制整備室(市町村合併、広域行政の企画・立案など)にて勤務。地方赴任としては、岡山県、岐阜県、大阪府堺市。
「企業版ふるさと納税で地方創生を」
田中氏からは、企業版ふるさと納税の仕組みや制度内容について、令和2年度の改正点や地域再生計画の作成方法、寄附実績など、具体的事例を交えながらご講義いただきました。
特に企業版ふるさと納税を活用するに当たり、単に寄附を受けるだけではなく、寄附企業とのパートナーシップやシティプロモーションなど、企業との対話を重ねながら官民連携として活用することが重要といった話もありました。また、本制度を有効的かつ効果的に活用し、地方創生に役立ててほしいともお話しいただきました。
事例紹介「岡山県真庭市における企業版ふるさと納税(人材派遣型)の活用について」
◆西田 光宏 氏(岡山県真庭市蒜山振興局 参事)
平成9年4月入職。令和2年度に総務課で企業版ふるさと納税(人材派遣型)を担当。現在は岡山県屈指の観光地域である蒜山振興局地域振興課に在職しており、前年まで総務課(人事、法制審査)、税務課(固定資産)、農業振興課(農畜)、管財課(入札、契約)のほか、合併前の旧落合町では、建設課(維持管理)、町民課(環境)、企画課(地域振興)にて勤務している。
「回る経済~地産地消から「地産都市消」~の実現のために」
西田氏からは、多彩で豊かな生活ができるまちを目指し、そのための「回る経済」の実現に向け、民間企業の持つノウハウや専門的知識を取り入れるため活用している企業版ふるさと納税(人材派遣型)について、取組内容をご紹介いただきました。
人材派遣型を活用するに当たり、任用方法や福利厚生など様々な課題に対して企業側の勤務体制や福利厚生を考慮し、派遣人材に不利益がないよう内部部局や関係機関と築いた協力体制や十分な協議を行いながら進めた経緯についてご説明いただきました。
プラットフォーム紹介①「株式会社企業版ふるさと納税マッチングサポートについて」
◆利重 和彦 氏(株式会社企業版ふるさと納税マッチングサポート アドバイザー)

「新たなプラットフォームを目指して」
利重氏からは、株式会社企業版ふるさと納税マッチングサポート設立の経緯や業務内容、マッチングまでの流れ、実績などについてご紹介いただきました。
株式会社企業版ふるさとマッチングサポートは、新たなプラットフォームを目指し、企業版ふるさと納税で日本を元気にしたいという企業理念のもと、当センターと東武トップツアーズ株式会社が手を取りあって設立し、寄附をしたい企業と自治体をつなぐことを主な事業として取り組んでいることをお話しいただきました。また、寄附を希望する自治体に向けて、分野が多いほど多くの企業にアプローチできることや説明資料はシンプルかつ写真等を入れること、寄附企業の業種を想定することなどアドバイスをいただきました。
プラットフォーム紹介②「変わりはじめた、企業と自治体のマッチング」
◆伊藤 大貴 氏(逆プロポ co-founder)

「これからの新たな官民共創"逆プロポ"」
伊藤氏からは、社会課題を軸にした官民共創の新しい形である「逆プロポ」について、具体的な取組事例を交えながらご紹介いただきました。
企業側は費用をかけてでも社会課題を解決したいといった思いから、通常の公募プロポーザルの仕組みを逆転した「逆プロポ」サービス(企業側が社会課題を設定及び費用を用意し、自治体側がアイデアを提案する形)を開始し、マイナンバーカードを使ったワクチン予約システムや子育て支援施設のQRコードによる入退室登録システムの実証実験など、様々な取組事例についてお話しいただきました。
質疑応答
株式会社企業版ふるさとマッチングサポートとの具体的な契約方法や民間人材を受け入れたことで新たな視点を学ぶことにもつながっていることなど活発な質疑応答が行われ、有意義な時間を過ごすことができました。
セミナーを終えて
今回のセミナーを受講し、企業版ふるさと納税や「逆プロポ」サービスなど、これからの官民共創の新たな形や企業からの寄附における選択肢の広がりにとても期待が高まりました。多様化する社会課題を解決していくうえで、「官民共創」は重要なキーポイントとなってきます。単に企業から寄附を受けるのではなく、課題解決に向けた新価値創造のため、企業との対話を重視し、共に創り上げていくことが重要であることを学びました。
記念撮影

以上、終了レポートでした!
スケジュール
12月17日(金)
13:00~13:10 |
開講式 |
---|---|
13:10~14:10 |
講義(講師:田中 昇治 氏) |
14:10~14:20 |
休憩 |
14:20~15:00 |
事例紹介(講師:西田 光宏 氏) |
15:00~15:10 |
休憩 |
15:10~15:40 |
プラットフォーム紹介①(講師:利重 和彦 氏) |
15:40~16:10 |
プラットフォーム紹介②(講師:伊藤 大貴 氏) |
16:10~16:20 |
休憩 |
16:20~16:50 |
質疑応答 |
16:50~17:00 |
閉講式 |
※セミナー終了後、名刺・個別交流会を実施(希望者のみ)
連絡先
企画グループ
TEL:03-5202-6134
FAX:03-5202-0755
E-mail:creative(at)jcrd.jp ※メールアドレスの(at)は@に変更ください。