平成26年度 第3回プロばな

東京在住地方公共団体 職員研修交流事業(プロばな) 募集終了 終了レポート

2015年01月26日

開催日

平成27年1月26日(月曜日)

会場

都道府県会館

講師

高野 誠鮮氏(石川県羽咋市)

講演テーマ

『可能性の無視は最大の悪策-過疎集落からの脱却!!-』

概要

今年度第3回目の「プロばな」は、石川県羽咋市の文化財室長で立正大学客員教授の高野誠鮮氏をお招きし、「可能性の無視は最大の悪策-過疎集落からの脱却!!-」と題してご講演いただきました。

今回、はじめての取り組みとして、永田町の都道府県会館の会議室を会場とし、交流会も同会館15階の飲食ブースにて執り行いました。いつもとは異なる会場での開催でしたが、全国の都道府県東京事務所職員や民間企業等から55名の方々にご参加いただきました。

高野氏は、科学ジャーナリスト、テレビの企画・構成作家として活躍された後、1984年に羽咋市の臨時職員となり、アメリカやロシアの本物の宇宙船等を展示した宇宙博物館「コスモアイル羽咋」を造り大きな話題となりました。2005年からは、過疎化・高齢化が進んでいた同市の神子原地区を年間予算60万円で立て直すプロジェクトに着手するようになり、同地区で栽培される「神子原米」のブランド化とローマ法王への献上、Iターンの若者誘致、農家が経営する直売所の開設などで、4年後に"限界集落"からの脱却を果たします。今回の講演では、地域の活性化に携わるにあたって求められる公務員としての資質についてや、神子原地区で高野氏が実践されてきた様々な取り組み、これから最も期待の持てる成長産業としての「農業」について、力強く語っていただきました。

2011年から高野氏は自然栽培米の実践と普及に着手されており、この取り組みは内外から注目されています。地域活性化センターでは7月11日・12日に、「奇跡のリンゴ」として世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した木村秋則氏と高野氏のコラボによる「成功人材のマッチングによる土日集中セミナー」を開催します。

第3回プロばなの様子1

第3回プロばなの様子2

第3回プロばなの様子3

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