【終了レポート】一般公開セミナー「シビックプライドの醸成から始めるインバウンド戦略」

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2018年12月10日

【終了レポート】一般公開セミナー「シビックプライドの醸成から始めるインバウンド戦略」

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一般公開セミナー「シビックプライドの醸成から始めるインバウンド戦略」を2月1日(金)に開催しました。今回は首都圏を中心に自治体職員など49名のご参加をいただきました。

講義:中村 好明((一社)日本インバウンド連合会 理事長/(一社)国際22世紀みらい会議 議長)

シビックプライドこそが観光立国の礎!

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村氏は、シックプライドとは「私のまちが生き残っていくことに私は関与する、また、私にはその責任がある。なぜなら、わがまちには譲れない魅力があるからであり、それを世界の人々に発信していく義務が私にはある。」という責任感を伴う気持ちであると定義し、シビックプライドに基づくまちの全市民の主体的な関与とおもてなしが、観光立国の礎となると説明されました。

そのようなシビックプライドの醸成とともに、地域固有のライフスタイルを自明のものとして受け流すのではなく、世界の観光客と触れ合うことを通して、自らの地域の固有性と魅力を自覚、再発見し、もしも霞んでいたり綻んでいたら蘇らせ、みんなで磨き、高め、世界に発信して稼ぐことが重要となります。

また、将来のわが国の観光立国実現に向け、「米仕事=自分・自社の稼ぐための仕事」に加え、「花仕事=持続可能な地域社会のための公共への奉仕・貢献」が重要になり、各地域のインバウンドの成功には、この2つの仕事を同時並行的に行うことが不可欠となります。この2つの仕事を同時並行的に行う「糀(米+花)」となる人材は、地域の利害関係や官民の壁を越えて各要素を統合し、一体感のある地域を醸す力を備えたリーダーであり、そのような人材こそが地域でのインバウンド成功の鍵であると述べられました。

セミナーを終えて

今回のセミナーでは、インバウンドの正しい定義やシビックプライドとの関係性など、これからのインバウンド振興に向けて学びを深めることができたのではないでしょうか。

今回の学びを活かし、参加者の皆様の地域で官民一体となった総合的なインバウンド戦略が進み、地域活性化に結びつくことを願っております。

講師紹介

中村 好明 氏(日本インバウンド連合会(JIF) 理事長)

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 1963年、佐賀県生まれ。上智大学出身。2000年株式会社ドン・キホーテ入社。広報・IR・マーケティング・新規事業の責任者を経て、08年7月、社長室ゼネラルマネージャー兼インバウンドプロジェクトの責任者に就任。13年7月、株式会社ジャパンインバウンドソリューションズを設立、その代表に就任。ドン・キホーテグループに加え、国・自治体・民間企業のインバウンド分野におけるコンサル業務、教育研修事業、プロモーション連携事業に従事。2017年4月より一般社団法人日本インバウンド連合会(JIF)理事長に就任。日本全体のインバウンド振興に取り組む。

 著書に「観光立国革命」(カナリアコミュニケーション、2015年)、『地方創生を可能にするまちづくり×インバウンド「成功する7つの力」』(朝日出版社、2016年)、「儲かるインバウンドビジネス10の鉄則」(日経BP社、2017年)、「2020を越えて勝ち残る インバウンド戦略12の極意 観光立国の礎はシビック・プライドにあり」(時事通信出版局、2018年)などがある。

スケジュール

2月1日(金)

14:00~14:30

受付

14:35~15:55

講義

15:55~16:05

参加者同士で情報・学び等の共有

16:05~16:20

共有した内容等の発表 及び 講師からの講評

16:20~16:40

名刺交換会

連絡先

企画グループ
TEL:03-5202-6134  FAX:03-5202-0755  E-mail:creative@jcrd.jp