【受付終了】地域プロモーションセミナー「まちと人がつながる~スナメリの詩プロジェクトから学ぶ~」

セミナー・研修 募集終了

2021年01月25日

Message


「まちの魅力をどうやって引き出すのか」
このような疑問を抱かれている方も多いのではないでしょうか。
今回の「地域プロモーションセミナー」では「まちの魅力を引き出す視点」や「巻き込み方」「発信方法」等を学ぶ題材として、「まちと人が繋がったプロジェクト」を取り上げます。その中でも今回は、長崎県大村市を舞台に2014年に実施された映画制作プロジェクト「スナメリの詩」から、「まちの魅力を引き出す」ために大切なことを学びます。
地域プロモーション大賞(ふるさと動画大賞・ふるさとパンフレット大賞)の表彰式もセミナー内で開催。ふるさと動画大賞を受賞した青森県弘前市、ふるさとパンフレット大賞を受賞した愛媛県宇和島市の関係者からも、制作に関わるエピソードなどをお話いただきます。講義や表彰式を通して、「まちの魅力をどのように引き出すのか」という疑問を解決するヒントを得てください。

地域プロモーション大賞受賞作品

【第2回ふるさと動画大賞 大賞】《青森県弘前市》 101回目への弘前公園の桜(2020)」


hirosakisi.jpg

作品概要

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、記 念すべき100回目の「弘前さくらまつり」が中止とな り、園内も閉鎖された春の弘前公園。吹き抜ける風の 音と鳥のさえずりだけが聞こえる中、桜は見事に咲き 誇り、桜吹雪が舞い散る神秘的な雰囲気に包まれてい ました。散ったその瞬間からまた咲く準備を始める桜 のように、この難局を共に乗り越え、来春の101回目 の桜を皆さんと迎えたい。 日本一の桜とも称される弘前公園の桜と、その桜を守 る樹木医「チーム桜守」をはじめとした作業員の姿を 追いかけたドキュメンタリー映像作品。

【第8回ふるさとパンフレット大賞 大賞】《愛媛県宇和島市》「宇和島本」



uwajima.png

作品概要

地域外からの誘客促進だけではなく宇和島市民にも 長く愛されるために、奇をてらったものよりも、正 統派な構成で制作を進めた。写真にこだわってビジ ュアルを重視しつつも、「宇和島でやりたい10のこ と」とテーマを分けて、それぞれの情報を深掘りし たしっかりした読み物とすることとした。それによ り、ビジュアル的にも思考的にもまさに「見ている だけで、まちの魅力が感じられる」ものへと仕上げ ることができ、正統派でありながら、手に取って見 てみたい、情報が深い、より知りたい、とイメージ の連鎖を本パンフレットに生み出すことができたと 考えている。

d33fbab2ad671dc54c51858bc2e25b5122e1e5a8-thumb-700xauto-8684.png「地域プロモーション大賞」実施概要及び入賞作品講評等についてはこちら
https://www.jcrd.jp/publications/pamphlet/8/index.html

講義「まちと人がつながる~スナメリの詩プロジェクトから学ぶ~」


図2.png
否応ないコミュニケーションが求められる「映画制作」から見えるもの

今回、題材となるのは、2014年、長崎県大村市を拠点に、若手監督、学生そして、大村市民が協働した映画制作プロジェクト「スナメリの詩」。
このプロジェクトでは、長崎県大村市を舞台に、延べ2,800人もの人が関わっています。出演者や撮影舞台選び、食事j・宿泊地の協力者探し等、このプロジェクトでは多種多様な人の関わり合いがありました。映画は、撮影、照明、音楽、エキストラといった多様な人たちが否応なくコミュニケーションが求められる総合芸術です。
大村を舞台にしたこのプロジェクトがどのように起こり、関わった人にどのような変化が起きたのか。プロジェクトの総合プロデューサー・小口詩子 武蔵野美術大学教授から学びます。 
まちの魅力そのものや引き出し方は、画一的に対処できるものではありません。
この「スナメリの詩プロジェクト」から、何が大切なのかを、是非、感じ取ってください。

講師プロフィール

小口写真00.png小口詩子(武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科 教授/ドラマ・映画担当)

ダンスインストラクター、映画・TVCM・ミュージッククリップ・PVWEBなどの企画・演出・制作、洋画パブリシティ、映画祭スタッフ、宣材制作、ライターなど主に映像に関わる様々な仕事を遍歴。映像作家として国内外の映画祭出品や個展上映、映像制作の場と作品を創出するワークショップや作家フィーチャーのイベントを多数展開し、映画祭や教育機関などを通じて若手映画監督の発掘支援に携わる。
2014年、長崎県大村市の里山村や商店街を拠点に、若手監督&学生と地元市民の協業による映像制作の試みとして『スナメリの詩』プロジェクトを立ち上げ、本学と他大学の卒業生や地元高校生が監督する9本の短編映画をプロデュースし、各地映画祭へ拡散、巡回上映された。ものづくりの基礎となる心身の健全化とコミュニケーション力・人間力回復のための課外ワーク、学生×市民の地域連携、縦横の学生交流、他大学のゼミとの補完連携を念頭に、映画制作と上映の新たな形を探る試みを継続し、2017年より東南アジアへもフィールドを広げる。2018年「おおむら・あまみ国際学生映画祭」ディレクター。20215月東京開催予定の日中韓「アジア国際青少年映画祭」実行委員。

講義のポイント

「映画制作」プロジェクトを題材にしたケーススタディ

 e1210e3187d3301afcc77b53d2c9291e_t.jpegまちなかで行われるプロジェクトの態様は多種多様です。「写真」をテーマにするものもあれば、「環境美化」「運動・スポーツ」「図書館」「子育て」等、様々なプロジェクトがあります。多様なプロジェクトや活動がある中、今回取り上げたのは、「映画制作」プロジェクト。
 プロジェクトの起こりから完成までの一つひとつの過程から、「地域プロモーション」に必要な視点を感じていただく講義です。

「コミュニケーション」とは何かを改めて考える

3deea942bf40c431de094ddb500f8664_t.jpeg映画は、撮影、照明、美術、エキストラといった多様なパートが数多く関わる総合芸術であるため、地域の人とのコミュニケーションが否応なく要求されます。この濃密なコミュニケーションから、「地域の人とのコミュニケーション」「まちの魅力を探す視点」を見出します。「映画制作」や「動画制作」に関心の無い方にとっても、「コミュニケーション」の在り方を学ぶ機会です。

開催概要

開催日  令和3年 2月25日(木) 13時30分(開場13時15分~)
受講方法 「Zoom」指定ミーティングルーム ※今回のセミナーはZoomを利用したオンライン開催です。お申込み後、登録いただいたメールアドレスに、ミーティングルームのアドレスを送付します。
 Zoomを使用できる環境をご準備ください。 通信費は各自でご負担ください。 当セミナーの録画・録音はご遠慮ください。
定員    80名(受講料:無料)定員枠を増設しました。
     ※事前申込必須
      お申込みいただきましたら、開催日2日前を目途に、ミーティングルームのアドレスを送付させていただきます。
対象    観光部門、シティプロモーション部門をはじめ、情報発信業務に従事、または関心のある社会人、学生の方

プログラム(予定)

13:15~

開場・受付
13:30~13:40

開会

13:40~15:00

地域プロモーション大賞表彰式・事例紹介

ふるさと動画大賞 青森県弘前市

ふるさとパンフレット大賞 愛媛県宇和島市


15:00~17:00(予定)

「まちと人がつながる~スナメリの詩プロジェクトから学ぶ~」

[講師]小口 詩子 氏(武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科 教授/ドラマ・映画担当)

連絡先

情報・広報プロモーション課
TEL:03-5202-6137  FAX:03-5202-0755  E-mail:kouhou@jcrd.jp