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平成28年度第7回土日集中セミナー「DMO時代の観光マーケティング実践力強化講座 Vol.2」
新たな知と方法を生む地方創生セミナー 募集終了 終了レポート
2016年11月26日
「DMO時代の観光マーケティング実践力強化講座 Vol.2」を11月26日(土)~27日(日)の2日間で開催しました。
今回のセミナーは、マーケティングを観光に活かすために「エクスペリエンス・デザイン」と「デザイン思考」という考え方を学び、実際に観光プランニングを行った6月開催のセミナーが大変好評だったため、アンコール企画として実施しました。
前回の終了レポートはこちら↓
平成28年度第2回土日集中セミナー修了レポート
「エクスペリエンス・デザイン」とは体験を設計するという意味で、一人一人の体験を通じて価値提供を積み重ねるマーケティングの手法です。観光客が実際に観光地に訪れた際の行動だけでなく、前段階である行先を検討することや、訪れた後にリピーターになって情報を広げていくことまで丁寧にひも解いていきます。
「デザイン思考」は、「良いものを作れば売れる」というこれまでの「モノづくり」の考えでは不十分なため、体験する人(顧客)目線で新たな満足を生み出す「コトづくり」を目指す考え方です。デザイン思考は誰がどう喜ぶか作りながら考えていくため、構想力や妄想力が必要になります。
今回は、前回講師の株式会社電通の岡田健一さんに加え、新たに岡野春樹さんをお迎えし、実施しました。
岡野さんには、観光マーケティングの新たな視点として、顧客のニーズを見極めるために「地域の価値発掘」をする必要性を事例と演習をもとに講義いただきました。
顧客のニーズを見極めることは、顧客の気持ちを考え、どんな価値(コンテンツ)を提供するかということであり、地域の価値の発掘をする必要があります。地域の価値を発掘するためには、土地の歴史や文化を調査し、当時の人の気持ちを想像することで、地域のモチベーショングラフを作成し、そのグラフを「よそ者(顧客)目線」から見ることで本質的な価値を発掘することができるとのことでした。
前回も大変好評だった新たな視点を取り入れた観光プランニングは、前回以上に密度の濃い時間になり、作成した観光プランは「すぐにでも実践できる観光プランだ!」「このような目線からの考え方は無かった!」等の講評をいただきました。
顧客を明確に設定し、何が必要かを顧客目線で丁寧に考えること、一見地味な作業ではありますが、マーケティングを実践するには近道せずに取り組むことが重要だと感じました。
参加者の方々からは
「当たり前のことであるのにそれが出来てなかったことを実感させられた。」
「とても楽しく学ぶことができ、脳が活性化しました。」
「エクスペリエンス・デザインは他の分野にも活用できそう。」
等の意見をいただきました。
プログラム詳細
一日目
講義I | マーケティング概論 |
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講義II | マーケティングで読み解く地方創生(観光活性化)事例 |
講義III | ワークショップ①「マーケティング視点」で考える観光プランニング |
講義IV | エクスペリエンス・デザインとは |
講義V | ワークショップ②「エクスペリエンス・デザイン」事例演習 |
二日目
講義VI | イノベーションのための「デザイン思考」 |
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講義VII | ワークショップ③「デザイン思考」で観光プランを考えてみよう |
講義VIII | 「続く仕組み」をどうつくるか〜PDCAの考え方〜 |
講義IX | まとめ |
質疑応答 |
連絡先
クリエイティブ事業室
TEL:03-5202-6134
FAX:03-5202-0755
E-mail:creative@jcrd.jp